まごころを、君に

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「この紅い海…これはヒトという生命の根元。つまり消えてしまった世界中の人間は、この海に溶け込んでいるという事だ」 「帰ってこれないの?」 「もちろん戻ってこれるさ。それはヒトが他人を望み、そして自分を望む。まだ人々はその回帰の方法には気づいていないようだね」 「で、アンタはなんでここにいるわけ?死んだんでしょ?」 今までおとなしく話を聞いていたアスカだったが遂に口を挟む。 「冷たいなあセカンド。僕は君たちに希望を届けに来たんだよ?」 「…希望?」 カヲルは、シンジの好きだった笑顔でアスカの問いに答える。 「自分達で『未来』を創る勇気と覚悟はあるかい?」
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