謎の招待状

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皆それぞれがウォーミングアップをしていると・・・ 「へぇ~。あんたらが茨城代表の中学生か」 いきなり声が聞こえたので、ウォーミングアップしていたのを止め、その方を皆が向く。 すると同じ中学生ぐらいの女の子が、腕組みをして立っていた。 黒髪のポニーテールで、見た目は非常に可愛らしい。 「なんか弱そうなんですけど。こりゃ期待出来ないわ」 その女の子はガッカリしたように、わざとらしく溜め息を吐く。 部員らは、いきなりそんな事を言われカチンと来ていた。 上田「おい、一体君はなんなんだ?」 上田は冷静を装って聞くが、顔は怒りを我慢している。 「あ~、あたし。あたしは主催者の娘。野口埜々香(のぐち ののか)」 生意気そうな口調のこの子は、主催者野口の実の娘だった。 上田「で、主催者の娘さんが何の用だ?冷やかしに来たのか?」 埜々香「ハァ?冷やかしじゃねぇし。つーか、あんたらに勝ってもらわないと、ちょー困るんですけど」 偉そうな態度に、皆の怒りゲージも中々の勢いで溜まってきている。 木田「さっきから偉そうにしやがって!お前いくつだよ!」 態度が気に食わない木田は、埜々香に指を差して聞く。
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