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パーティーに招待され、船の上で試合をする事になってしまった次郎達。
アメリカ代表は早速ウォーミングアップを始める。
上田はある事に疑問に思い、一塁側ベンチの扇風機の一番当たる、最も涼しいところに座り、携帯を弄っている埜々香の前に立つ。
上田「そう言えばオーダーとか決まってないがどうすんだ?見るところ指示を出す人とか居ないけど」
監督らしい人も見当たらず、何も言われていないため、どうすればいいか分からない。
埜々香「あー。あんたらん中で一番優秀な人がリーダーやって。そんで出るメンバー決めちゃって」
埜々香は携帯から視線を動かさず答える。
上田「分かった」
上田は了解して、みんなの所へ行く。
上田「なぁみんな!ちょっと集まってくれないか!」
そのの声に、アップしていみんなは、ベンチ前にいる上田の近くに集まる。
上田「どうやら監督とかは居ないらしい。そんでこのチームでリーダーを一人決めたい。監督のように作戦を立てたり、交代を告げたり。選手兼監督だ。誰か立候補は?」
上田は全員の顔を見渡すが、誰も手を挙げなかった。
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