船上試合開始!

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紹介を忘れていたが、アメリカのオーダーは以下の通りだ。 一番 中 アレックス 二番 二 ブライト 三番 捕 チルタス 四番 三 デストラ 五番 一 エルド 六番 遊 フィルズ 七番 左 グレイ 八番 右 ヘルン 九番 投 イスラー 加えて控えの三人と通訳が一人がベンチにいる。 エルド「なぁノグチ。あいつらは強いのか?」 通訳が訳して野口へと伝える。 野口「残念だがフリーバッティングにしかならん。思う存分打ち込んでくれ。手加減しなくていいからな」 再び通訳が訳してエルドに伝えた。 その瞬間、やれやれと言った感じで溜め息を吐く。 デストラ「だったら目標は50点でも取るか」 決して冗談と言う顔では言っていない。 イスラー「おいおい、俺が投げんのは何時になんだよ?」 こうした会話をして、三塁側ベンチは盛り上がっていた。 球審「プレイボール!!」 球審のコールとともに、阿部は振りかぶる。 右のオーバースローから第一球目を放った。 中々速いストレートが内角へと決まってワンストライク。 尾崎「そう言えば阿部さんはどんなピッチャーなんです?」 上田「コントロールはあまり良くないが、球威のある真っ直ぐと、キレのあるスライダーが武器だ」 一度対戦歴のある上田は、阿部の特徴を知っていた。
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