謎の招待状

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夏休みも残り数える程の日数となった頃。 今日も切磋琢磨に、青ヶ丘野球部は練習をしていた。 まだまだ暑さは弱まる事なく、午後からはとてもじゃないが練習出来る環境ではないため、いつも通り今日も午前中のみの練習だ。 そして辛い練習も終えて、片付け前の小休憩の時間。 みんなは日陰のところで、僅かに吹く風を頼りに体を休めていた。 村上「今日も相変わらず暑いな。こりゃ午後からもっと暑くなるぜ」 暑さに参っている村上は、タオルで汗だくの顔を拭う。 木田「そうだな。午後はクーラーつけてゲームでもやるのが一番だな」 村上「確かに」 村上は同意するように、うんうんと頷く。 西沢「尾崎と木田!休んでるとこ悪いが、ちょっと来てくれないか?」 そのとき次郎と木田が西沢に呼ばれた。 せっかく休んでるのに呼ばれた木田は、非常に面倒そうに歩いて西沢のもとへ行く。 次郎はテキパキとした動きで西沢の所へ行った。 木田「なんですか?監督~」 立っているだけでも嫌な木田は、今にでも座りそうな勢いだ。 西沢「二人に招待状が届いてるぞ」 そう言って、二人にそれぞれ一枚ずつ招待状を渡す。
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