謎の招待状

3/12
前へ
/109ページ
次へ
二人はそれぞれ手に取り、招待状をよく見る。 尾崎「パーティーの招待状・・・。今度の日曜か」 そこには船内パーティーの詳細が書かれていた。 西沢「そう。なんか県内の中学野球部が集まるパーティーらしい。青ヶ丘代表として二人宛に来てたぞ」 次郎が招待状の裏を見ると、"青ヶ丘野球部 尾崎 次郎 様"と記載されている。 西沢「まぁ、参加は自由だそうだ。行っても行かなくても好きでいい。もし行くなら、特別に二人は練習休みでいい」 パーティーは午前10時からなので、いつもの午前の練習には参加不可能だ。 木田(練習休み?) 特別に休んで良いと聞いて、木田の目付きが変わる。 木田「俺行きます!行かせて下さい!」 さっきのヘタレた体勢から、ビシッと背筋を伸ばす。 西沢「木田は参加。尾崎はどうする?」 西沢は次郎の顔を見て返答を待つ。 尾崎「俺はパスで。こういうパーティーとか好きじゃないんで」 次郎は少しだけ考えたあと、不参加の答えを出した。
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

113人が本棚に入れています
本棚に追加