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二人はそれぞれ手に取り、招待状をよく見る。
尾崎「パーティーの招待状・・・。今度の日曜か」
そこには船内パーティーの詳細が書かれていた。
西沢「そう。なんか県内の中学野球部が集まるパーティーらしい。青ヶ丘代表として二人宛に来てたぞ」
次郎が招待状の裏を見ると、"青ヶ丘野球部 尾崎 次郎 様"と記載されている。
西沢「まぁ、参加は自由だそうだ。行っても行かなくても好きでいい。もし行くなら、特別に二人は練習休みでいい」
パーティーは午前10時からなので、いつもの午前の練習には参加不可能だ。
木田(練習休み?)
特別に休んで良いと聞いて、木田の目付きが変わる。
木田「俺行きます!行かせて下さい!」
さっきのヘタレた体勢から、ビシッと背筋を伸ばす。
西沢「木田は参加。尾崎はどうする?」
西沢は次郎の顔を見て返答を待つ。
尾崎「俺はパスで。こういうパーティーとか好きじゃないんで」
次郎は少しだけ考えたあと、不参加の答えを出した。
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