天才対決!

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木田(ヘッ!どいつもこいつも面喰ってやがる。さっすが尾崎だぜ!) 次郎の球に、誰もが驚いてるのを見るのは、木田にとっても気持ちのいい事だ。 上田(速い!俺らと対戦してから、まだ約一ヶ月だぞ!それなのに、あの時より格段に質が上がってやがる。全く化け物だなアイツは) この短期間で格段にレベルアップしてきた次郎に驚かされる。 アレックス(おいおい。もう雑魚しか残ってないんじゃなかったのか?こんな面白いピッチャーが居たじゃねぇか) 少しは骨のあるピッチャーが出てきて、アレックスは嬉しそうに微笑む。 野口(そんな馬鹿な!あいつの居る青ヶ丘は、夏の地区大会二回戦敗退なんだぞ!なのになんでこんなピッチャーが居るんだ!?) 夏休みの間に急成長した次郎は、野口にとって想定外であった。 デストラ「確かに速いが、別に打てない球じゃない」 元々、次郎への期待値が低かったため、予想を超える速さで一瞬驚いたが、アメリカチームにとっては、焦る程の速さではないのだ。 第二球目、外角低めに直球を決めてツーストライク。 アレックス(この速さで制球も安定してんか?益々おもしれーな) やっと良い勝負が出来そうで、アレックスもやる気が出てきた。
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