天才対決!

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ツーアウト一塁と変わって、九番のイスラーが打席に入る。 第一球目、外角低めへストレートが決まった。 イスラー(思ったより速いわ。ツーアウト一塁だし、無理に打ってく場面でもないな) 今後の投球の事を考え、イスラーは一度もバットを振る事なく、見逃し三振に倒れた。 次郎はピンチを作ったものの、味方の好守などで、なんだかんだ無失点で切り抜ける事に成功。 デストラ(結局この回も0か。あのピッチャー、マジで侮れんな) 次郎に対して、警戒心を高めつつ守備に向かう。 野口(奴の球を打ったら、手が痺れる恐れがあったからイスラーは打たなかったのか?クッ!) 中々追加点を入れられないアメリカチームに、野口は段々イラ立って来ていた。 野口(投球に影響を考えさせる程、速い球を放る尾崎・・・。なぜこれ程の実力を持っていて知名度が低いんだ!) これまでほぼ無名に近かったのが、不思議で信じられなかった。 一方の一塁側ベンチでは・・・ 上田「よし!この回、点取ってくぞ!」 上田が立ち上がり、ベンチの皆に呼び掛ける。 安仁屋「だがこの回は下位打線だぞ」 そう、この回は七番から始まり、期待があまり持てない打順巡りだ。 上田「一応策はある!試していこう!」 上田は攻撃の策を考えていたのだった。
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