謎の招待状

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そして日曜日━━ パーティーが開催される場所は、小洗(こあらい)市にある港だ。 次郎らの住んでる所から、車で約30分ぐらいの所にある。 次郎達の住んでいる近辺で唯一の港市場だ。 二人共、木田の親に車で送ってもらい、時間に余裕を持って到着した。 そして港に行くと、かなり大きな豪華客船が浮かんでいる。 木田「でけぇ・・・」 想像以上の大きさに二人は言葉を失った。 とりあえずその豪華客船の方へ歩いて行くと、乗り場の入口付近に二人程人が立っていた。 木田「とりあえず聞いてみよーぜ」 二人は恐る恐る、二人のうちの一人に近寄る。 尾崎「あの、すいません。ここは今日開催される、中学野球部のパーティーでしょうか?」 するとメガネを掛けた、30代前半と思えるスラッとした男性が、二人の方を向く。 「はい。その通りです。招待された方々でしょうか?招待状はお持ちでしょうか?」 次郎と木田は、その男性に招待状を渡す。 「青ヶ丘中学校の尾崎様と木田様ですね。お待ちしておりました。ではこちらへどうぞ」 その男性に案内され、この豪華客船の中へと入っていった。
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