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次の日の朝。
俺はミカを人気の無い所に呼び出した。
「何?面白い話って?」
「うん、まぁとりあえずユイと仲良い?」
「え?まぁそこそこ。」
ミカはまだ話が分からないみたいな顔で俺を見ていた。
俺は話を続けた。
「あのね、タカヒロがユイの事好きなんだって。
それで…なんとか二人を付き合わせたいんだけど協力してくれる?」
ミカの顔が笑顔に変わった。
「面白そう。
もちろん協力する。」
「そう言うと思った。
実は昨日、ユイにタカヒロは実はミカの事を好きだって嘘の情報を流した。
それで今日はユイと一緒に帰って。
出来ればユイの好きな人と好きなタイプを聞き出して。
俺は今日、タカヒロと帰るから。」
「何、勝手に人の名前使ってんだよ!」
ミカは俺の頭を叩いた。
痛かった。
「ごめんなさ~い。」
一先ずここまでは上手く事が進んでいた。
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