キミニオクルコト

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時々思うんだ どうして僕は此処にいるのかなって どうして僕は生きているのかなって 誰も僕なんか必要としてない 誰も僕なんか気にしてない 何だかこの世界で ひとりぼっちな気がして いつも前を向いて歩く君が うらやましかった 僕も君のようになれたらと 何度も思った 本当時々だけどね もういなくなりたいって 生きてるのがつらくて 泣きたくなって 生きてる証が欲しくて 何度も何度も手首に印した 死にたいわけじゃない ただ寂しい気持ちを つらい気持ちを紛らわす為に 怖かったんだ 光のない明日が来る事が 怖かったんだ 現実と向き合って生きる事が 前に踏み出す勇気が 出なかったんだ 何に怯えているのか それさえもわからず 希望のない絶望的な明日に 生きる事をやめようと だけどきっと 今僕がこうして 前を向いて歩いて行けるのは 君がいてくれたから 君の言葉に励まされ 君の温もりに居場所を感じた 今こうして 僕がここにいる事に 今こうして 僕が前を向いて歩ける事に ありがとうなんて言葉じゃ 足りないけれど いつまでも 消えないありがとうを君に
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