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｢よかったですね｣
｢うーん…｣
どうやら美奈はそれほど嬉しくない感じみたい。
｢嬉しくないみたいですね｣
｢知らない人だしね、それに私好きな人いるから｣
美奈に好きな人がいるのに私は驚いた。
こんなに子供っぽいのに……
｢なんかいま恵奈に子供扱いされた気がする｣
｢気のせいですよ、それより好きな人いたんですね、どんな人なんですか？｣
話しを変えるようにして聞いてみる。
それにしても勘が鋭いですね。
｢えと、恋愛感情とかそういう好きじゃないけど一目惚れなのかなぁ｣
｢一目惚れするくらいなら凄くカッコイイんですね｣
｢ううん、カッコイイんじゃなくて綺麗なんだ、それに話したあとも益々好きになったよ｣
｢それでも恋愛感情じゃないんですね｣
｢憧れ…でもないなぁ、とにかく大好きなの…って恥ずかしいからもうおしまい！｣
｢ふふ、それは残念ですね｣
｢ほら、教室行こうよ？｣
と、そう言う美奈の後に着いていく。
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