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しかし私は今の話で少し気になるところがあり……
「美奈の好きな人は同じ学校の人ですか？」
「えぇっ！！」
と、美奈は慌ててこちらを振り向き顔を赤らめた。
「ど、どうしてそんなこと急に聞くかなっ」
「聞いたらダメですか？」
「さっき終わりって言ったからこの話は終わりなのっ」
そう言って美奈は教室まで走っていった。
なにも逃げなくてもいいのになぁ……そう思いながらも少し羨ましくもあった。
私にもいつかそういう想いを理解できるのか。
そんなことを考えながら私も教室に入っていく。
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