夏のソウル

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もう夜の10時だ。「みやび。疲れたんだね そろそろ降りようか。」とウンスク。 タワーの一階まで下りた。 その一階をぐるりと話しながら一周していたら、彼が立ち止まった場所があった。 愛の誓いを交わす南京錠がいっぱい吊るしてあった。 「うわぁ スゴい! こんなん 皆、どこで買ったんやろ?」と私。 「ホントにね。どこで買ったかなあ」と、ポーカフェイスの彼。 と 突然、彼がポケットから南京錠と鍵2つとマジックペンを取り出した! 「ジャギ~」私はニコッとした。 南京錠に二人の名前を書いて鍵をして その鍵を山に捨てた。 …そして
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