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私が振り返ると…。
「なーにが海だ!俺をのけ者にしたなー!!!」
『!!!』
ディルの顔が、大きなルーの顔に変わっていた!!!その大きなルーに怒られる私。
『えっ?何!?何っ!!!』
繋いだ手の感触も変わって…ヒイッ!!!ビックリして手を離す。ムニッとした(泣)!
パッと離れた私に、大きなルーがお弁当の入った籠を片手に詰め寄る。
「俺を置いてきぼりにした上に、2人でサンドイッチとか食べちゃう気だったんだー!
ああっ!ケーキまで入ってるしー!!!」
絶叫。
「い、いや、だって…ルー!?」
ルーと言って良いものか!?
食ってやるー!と、大きなルーがガツガツとサンドイッチを食べ始めた。
私は、その光景を信じられない気持ちで見た。
何でディルの顔がルーに…!?訳が分からないよ!!!
「…ディル…は?」
やっとの事で声を出すと、小さな声が私に届いた。
「ミヤコー」
『???』
声の先を見ると、其処にはいつもの子猫サイズのルーの姿…。
私は、目を擦る。
「俺、此処」
ルーの顔が…ディルの顔に……。
「嫌ぁーーーっ!!!」
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