序章

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   その鉄球も、数万の妖をすり潰した時に蒸発するように、空へと消えていった。  大刀。  弓矢。  薙刀。  鞭。  鎖鎌。  あらゆる武器を駆使し、玄幽齋と神奈は妖を抹殺していったが、その数は無限とばかりに妖は押し寄せてくる。 「社の大妖を叩くまでは、歩みを止める訳にはいかんのだ」  戦いは、三日三晩続いた。  そして戦いは、現代に引き継がれていくのである。      
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