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[お前誰かと付き合ってるでしょ?
突然の小坂のメールに梨桍は絶句した
{なんで知ってんの?
確かに梨桍は先輩と付き合っていた
もう別れていたけど
{誰も知らないはずなのに……
それに告げられたのが物事に鈍感な
小坂 燈弥だ
もしかするともう広まってるのかもしれない
不安が梨桍の脳裏に浮かんだ
[前にね。てかなんで知ってんの?
[守山から聞いた
守山……守山勇斗?
梨桍と小学校からずっと同じクラスで男子で唯一信用してたヤツだ
あいつ……
[ありがと小坂!
ンじゃまた明日!
[おう!
***次の日***
「守山ぁ~!」
守山はもう知っていたのか焦っていた表情だった
「テメェ…あんだけ内緒って言ってたのによぉ~…」
「ゴメン!まじ言うつもりなかったんだよ!まじゴメン!」
梨桍は殴りかかりそうだったが
「ホントに言うつもりなかったのね?」
「うん…」
梨桍は守山を信じて許した
その時 悔しさで涙が出てきそうになった
その日の夜
[大丈夫?落ち着いた?
小坂からだ
許したとはいえ悔しい気持ちはまだ消えない
{落ち着くもんか
そう思いながら
[うん。ありがと
[お前あんときスゲー女みたいだったよ!]
[女みたいって…うち女だっての!
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