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一週間
合唱コンが終わって
燈弥は一人で帰り道を歩いていた
「あと一週間か……」
家に帰っても燈弥はその日はずっと部屋にこもっていた
「どうしよう……言いたいけど……あいつの気持ちがわからない………どうしよう…」
ずっと考えているのも疲れ、燈弥は久々にランニングをしに外へ出た
「よし。気晴らしだ
30分走れるかな」
そうして走り出した燈弥の前に見覚えのある人影が歩いていた
「あれは……?」
よくみると犬を連れていた
「もしかして……北沢?」
燈弥は少しスピードを上げてその人影に近づいた
「北沢?」
「えっ?」
その人影はやはり梨桍だった
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