回想~ドキッとくすぐる気持ちバレンタイン~

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俺は自転車に乗って東京からドンドン離れて東北へ向かっている。      ・・・ これも全てアイツらのせいだ。 話は少し遡る。 ――――― ♪~♪~♪~ 朝早く俺のケータイの着信音が鳴り響いた。 「もしもし」 「おぅ俺だよーん」 この声はキング・オブ・オバカだな……。 「オレオレ詐欺なんかに騙されません」 俺はケータイの切るボタンを押そうとした。 「ちゃうから。オレオレ詐欺なんかじゃないから。星丸だよ。セ・イ・マ・ル」 「なんだ星丸かよ……。先言えよ」 「長い付き合いだから声でわかれよ!?それにケータイに名前表示もされてるだろが」 まぁすぐにわかったけど……。 「……で要件は?」 そして、本題へ切り出したのだった。
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