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とにかくこの場を離れないとと判断した秀一はそのまま森に引き返した。
今出ていけば間違いなく殺される・・・想像しただけでもゾッとした。
秀一『いったい何がどうなっているんだ?』
視線が戦場に向いてる時だった。
???『そこにいるのは誰だ?出てきなさい』
背後から声が聞こえた。
秀一(やばい、見つかった?)
状況は不利な方に転がった。
一度離れる為に引き返したのが裏目に出てしまった。
秀一はとっさに考えて今ここで下手に抵抗せずに身柄を確保された方が助かる可能性が高いと考えた。
一先ず荷物を地面に置いたまま両手を上げて立ち上がった。
秀一「見ての通り抵抗をするつもりは無いから命だけは何とか・・・」
そう言いながら振り返ると秀一は声の主に驚いた。
そこに立っていたのは自分と同じくらいの女だった。
だがそんな事は秀一には気にならなかった。
相手の顔が全く同じだった。
秀一「・・・あ、亜美?」
どこから見ても容姿がそっくりだった。
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