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秀一『すげーめちゃくちゃ綺麗な川だな』
そう言うと秀一は川の水を手ですくい飲んだ。
味も抜群だった。
秀一『それにしてもすごい所だなここ』
素直にそう感じた。
あれから秀一は森を見つけ道を辿ろうと考え中まで入っていった。
すると森の中にはたくさんの生き物が住んでいたり大きな大木があったりと普段では見られないような光景を目の当たりにした。
秀一『地球にはこんな良い所が本当にあるんだな。俺ももうちょっと自然について考えてみよ』
人間の考えを変えさせるぐらい自然は偉大なんだと感じた。
そうこうして歩いているとようやく出口らしき道を見つけた。
秀一は一目散に出口目掛けて走りだした。
秀一『これで一先ず安心だぜ』
安堵の表情を浮かべて先に行くとそこには信じられない光景が目に入ってきた。
秀一『な・・・何だよこれ?う・・・嘘だろ?何かの冗談だよな?』
目の前では漫画で読んだ事のあるような戦いが繰り広げられていた。
ある者は剣と楯を持ちながら、またある者は馬に乗りながら先陣を切り開いていた。
突然の事に頭が混乱する。
秀一『映画の撮影か?・・・そ、そうだこれは映画の撮影なんだ。そうに違いない』
だが秀一のわずかな希望もすぐに打ち砕かれた。
一人の兵士が後ろから刺されるとそのまま動かなくなった。
そして剣を抜くと血が大量に吹き荒れた。
映画なんかじゃ無い。
今見ている事は現実なのだ。
受け入れようとしていても心の中でまだこの現実を受け入れられない自分がいた。
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