* 第1章

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「――では次に、学校祭の 係り決めをします。」 眼鏡をかけた、いかにも委員長っぽい委員長がHRを進める。 ――係りか。 どうでもいい。 そう思っていた…けど。 「俺、乃依様と 同じ係りが良いな!」 「あ、俺も!」 ………! こいつら…! 「委員長、俺も!」 必死に俺も手を挙げる。 ほんと、バカみてぇだ。 乃依も呆れている顔で こっちを見る。 だけどとりあえずは 近づかなければ。 伝える事すら出来ないだろ?  
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