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ポタっと冷や汗が落ちた。皆、全てが静まり返る。
未来から来たと言ったところで信じる訳が無いだろう。
自分だってそんな事言われて信じる訳が無い。
さて…どうする?
純と巫琴は目を合わせた。
お互い、同じ事を考えていたようだ。
土「何だ?答えらんねェのか??」
土方は追い討ちをかけてくる。
純「えっと…じ、実は私には親がいなくて…捨てられたんです…昔。
巫琴にも親がいなくて…」
巫「うっうちは浪人に斬られました…母と父はうちを必死に守って殺されたんです。」
純「それで行き場もなく歩いてたら巫琴がいたんです。」
巫「2人共…に、似てるねってなって、なっ仲良くなりました。」
純「で、とうとう食べる物が無くて倒れたみたいです。」
即席の真っ赤な嘘を並べた2人。
そんな嘘、簡単に気付く筈…。
近「そうか…ぅうっ。辛い思いを沢山しただろぅ…。グスッ。」
だがゴリラは騙された。
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