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「はぁっはぁっ、遅れてごめん!」
急いで走って行くと、そこには真菜と憐くんと憐くんの友達らしき人がいた。
「衿~遅いよぉ!でも来てくれて良かった。」
真菜はあたしの頭をペシっと叩きながら言う。
「瀬川、俺も待ったよ??謝りはなしなの??」
笑いながら言ってくるこの人は確か…大橋 大和(オオハシ ヤマト)。
同じクラスだけどあんまり話したことはない。
「ごめんなさいです。」
あたしは一応謝った。
あたしと大橋がそんなやり取りをしているなか、真菜と憐くんは良い感じになっている。
「ねぇ、上野って憐のこと好きなんでしょ??」
突然の質問にあたしは戸惑う。
当たってるけど真菜のことだから言っていいのか悪いのか…。
迷っていると大橋が
「大丈夫、見てて分かるから。今いい感じだしね。」
と、真菜達を見ながら言った。
まぁ確かに見てて分かるよね…。
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