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僕には何のことなのかわからず首を傾げるしか出来なかった。
「優斗は昔の事は覚えてるか?」「…昔?」
「そう…優斗がこの夢が丘に住んでいた頃だ」
「覚えてるますよ?僕はこの町で生まれ育ったんで」
「なら昔の友人たちを思い出せるか?」
僕は彼女の言ってる事がわからなかった。
…友人?そう言えば居たような気がするが、誰だっけ?
「居たような居ないような…」
「…やはりな」
「ふぇ?優斗さんは私の事覚えてないんですか?」
「昔の僕は三神先輩を知っているんですか?」
「知ってるも何も私と優斗さんはいつも遊んでたじゃないですか?」
三神先輩と僕が友達だったのか?
「と言うことは会長さんも志摩もそして桂木春乃も僕と知り合いということですよね?」
「そうだ…やっぱり忘れちゃったんだな…」
会長さんはいつもの豪快な感じでは無く寂しそうに呟いた。
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