下校そして約束

4/11
前へ
/52ページ
次へ
「浜中君を待ってたんだけど…暇になっちゃったから脅かそうと思って掃除用具箱に入ったら出れなくなっちゃって…でも失敗しちゃったね…」 桂木春乃はエヘヘと恥ずかしそうに笑った。 失敗してないよ? だって僕はめちゃくちゃ怖かったもん… 「そっそうなんだ…」 「う、うん…」 「……」 「……」 なに!?この沈黙は何ですかっ!? 「か、桂木さん…「春乃!」 「え?」 「あの…私のこと春乃ってよ、呼んでください」 「で、でも…」 「昔…みたいに呼んでくれませんか?」
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

487人が本棚に入れています
本棚に追加