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どうしてもやりたいことがあった。
これで、沙夜に会えるってわけではないが、やらなきゃいけないと思う。
「よし」
屋上に着いた。
そしてその奥にある倉庫の裏側へと到着。
沙夜が大切にしていたもの。
たった01枚の葉っぱが、何故そんなに大切なのかは分からないが。
理由なんかどうでもいい。
沙夜との約束を果たすために、クローバーの咲くところを夢中でかきわける。
四つ葉のクローバーを探して。
「………!」
数分、掻き分け探し続けて動きを止める。
なんだ。簡単に見つかるじゃねーか。
柄にもなく自然と笑顔になってクローバーを摘んでみた。
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