告白 .

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窓からは校庭が見える。 いろいろと準備をしている奴らがいることは教室と変わらなかった。 「頼まれたから仕方ないだろー」 俺の肩をこづいて廉は言う。 こう言っているが、嫌じゃないんだろうな、あーゆう作業。 こんな形で廉も文化祭に関して何か貢献しているわけだか、俺は何もしていない。 ただ、廉やクラスの奴らと会話をして眺めているだけだ。 「杏ちゃん発見!」 廉の声を聞き、見ている方向を俺も見る。 今日の髪型は巻き髪だった。 「廉くんだー。何してるの?」 竹村も気づいた様子で、俺たちの方に歩いてきた。 …。 いつも一緒にいるのにな。 沙夜がいなかった。 「ほら!チラシ書き終わったとこなんだよねー」 「わーあ!廉くん上手だねっ」 はい、竹村は俺の想像通りの反応をしました。 笑いを堪えつつも俺は口を開く。 「なあ、沙夜は?」 「え?あれ、いないや」 俺の言葉に竹村は顔を上げ、教室内を見回す。 竹村も知らないのか。
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