出会い .

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次の日。 この日も俺は学校に向かった。 とは言っても朝が苦手な俺が、起きられるわけもなく午後からだけど。 「あれっ将弥じゃん」 教室に入り俺の姿を見た途端に笑顔になった奴。 「おー」 「なになに!2日連続で将弥が学校来たとか」 廉は楽しそうに言ってくる。 「水野くんだー。おはよっ♪」 声がした方を向くと、頭の上で一つ結びをしてる女がいた。 ポニーテールとかゆー髪型か。 「杏ちゃんだよっ、竹村」 無言のままだった俺に小さく、廉が耳打ちする。 それを聞いて納得。 「はよ」 適当に返事だけして、竹村の横にいる女、沙夜のことを見た。 こっちは昨日と変わらない。 ただ、手に持っている本が違うというだけ。 「よ」 喋らないのも変だと思い、声をかけてみた。 …。 返事がないってことは無視か? へえ。 苛っとしながらも沙夜のことを見ていると、不意にこっちを向いた。
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