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楓サイド
目を開けると白い天井。
《あれ?僕…》
周りを見渡すとどうやら病院のようだ。
楓は、一輝の事を考えると気が重くなった。
ガラッ
〔こんにちわ。楓君。これから君の担当医になる中井だ。宜しくね。〕
病室に入って来て中井先生に異常がないかいろいろ聞かれた。
『あの…僕はどうしたんですか??後、これからって…』
状況をあまり把握できずに戸惑う。
中井先生は真剣な顔で言う。
〔君は、そう長くは生きられない。俺も調べたのだが楓君の病気は世界でもまれなんだ。同じ病気で生き残った人は…居ない。〕
僕の中で何かが音をたてて崩壊して行った。
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