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………………………
退院の日。
一輝と一緒に家に帰った。
先生には無理はするなと言われた。
まぁ当り前の事だ。
「良かったな。退院出来て。」
僕に優しく微笑んだ一輝は眩しくて…
もっとこの笑顔が見たいと思った。
『うん。ありがとう。』
その後は一輝とのんびり過ごしていた。
そして、時がたつのは早くてもう寝ようと思ったら
『今日は一緒に寝よ?』
「うん。いいよ。」
久し振りに一緒に寝る。
一輝の臭い…
一輝の体温…
いつかは感じられなくなる。
そう思うと悲しい。
泣きたくなる。
もしも一輝に病気の事を話して…
この気持ちを打ち明けたら…
君は何て思うだろう。
どうでもいいのかな?
それとも…慰めて、僕の不安や悲しみを取ってくれるかな?
そうだったら嬉しいな。
例え愛がなくても。
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