玄武 ~新たな転校生~

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俺VS護第3ラウンド。 「うわっ!!はやっ!!」 護はまたもやそういいながら右手を前につきだした。さっきとおんなじ反応って何かやりづらい・・・ 「決まりぃ!!」 俺はさっきと同じく、護に右手の爪を向けた。 「ジュンちゃん、意味ないで」 と、見せかけて・・・ 「うわっ!!消えた!!」 俺はそのまま雷歩をしたままのスピードで横に跳んだ。そのまま護の後ろにまわり、右手の爪を向けた。 「これで決まりだ!!」 「界(カイ)!!」 「えっ?」 決まったと思った矢先、護に後数ミリというところで俺は吹っ飛ばされた。 「なっ・・・」 護から結界が沸き上がって来るような感覚だった。 「瞬結界(シュンケッカイ)、成功やね♪」 「クッ・・・」 あんな奥の手があっては勝てるわけがない。 「ふぅ・・・参った」 「フフフ、うちの勝ちやね♪」 護はそういって京の方を向いた。 「うっ・・・」 「京ちゃん、わかってるな?」 「わかったわよ!!好きにしなさい!!」 京はやけになって言った。 「ジュン、何で負けたの?」 当然の如く京から追及があるわけで・・・ 「速さにも適応されたら勝ちようがねぇだろ」 「虎白呼べばもっと速いじゃない!!」 京は涙目で俺に怒鳴ってくる。涙目になるほど負けたくない賭けって・・・ 「あぁ、悪い悪い。でも、何賭けたんだよ?お前がそんなに必死になるなんて、どれだけの賭けなんだよ?」 「そ、それは・・・」 「ん?」 「あんたには関係ないの!!」 まぁそれはごもっともで・・・ 「とにかく・・・─」 ─キーンコーンカーンコーン・・・ 「昼休み終わったわよ!!」 「あ、あぁ・・・」 何かうまくはぐらかされたな・・・
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