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間もなく、三人が着替えて出てきた。
竜二は赤のスーツ、隼は青のスーツ、武は黄色のスーツの上になぜか部活で使っている柔道着を着ていた。
三人は、スーツと同じ色のヘルメットを被り、それらが命じる戦闘機―竜二はハヤブサ号、隼はキリサメ号、武はハクゲイ号へと乗り込んだ。
三人は戦闘機へ乗るや否や通信機の電源を入れた。すぐに博士の顔が出てきた。その顔はかなり切羽詰まっていた。
「大変だ、ミサキがピンチだ!!スクランブルレディは支援機だから多くの敵を相手にできない、撃墜されるのは時間の問題だ!急いでくれ!!」
「了解!!」
三人は研究所の地下から出撃した。滑走路がどんどん日の光で明るくなっていく。
ふっ、と視界が開けた時には、すでに機体は大空を舞っていた。
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