4人が本棚に入れています
本棚に追加
威勢よく戦闘が開始されたが、三機の戦闘機の武装はそれほど威力の高いものはなかった。高威力の武器を当てても、敵の装甲を少しかすっただけだった。
たちまち三人は不利な状況に陥った。
「く、くぅ…強いっ…」
竜二はこぶしを握り、歯を食いしばった。相手の地球侵略は始まったばかりである。それなのに、ここでむざむざと死んでたまるか!!そんな思いがふつふつと、心の底から湧きあがってきた。
「博士、何とかならないんですか!?」
半分叫ぶように竜二は言った。
それをモニター越しから見た博士は意を決したようにゆっくり、ある言葉を口にした。
「竜二君、『チェンジ・ユニオン、バンカイザー1』…と叫ぶんだ。」
「…分かりました。やってみます。」
竜二は目の前のモニターに映る敵を睨みつけ、思い切り叫んだ。
『チェェェェェェンジ・ユニオン、バンカイザァァァァァァワンッ!!』
最初のコメントを投稿しよう!