第一話 燃えろ!青春バンカイザー!

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「これがバンカイザーロボの第一形態、『バンカイザー1』だ。メインパイロットは竜二君、君だ。」 「お、俺が…」 「そうだ。バンカイザー1は空中戦を得意としている。まだ他に二つの形態があるのだが…それはまたあとで説明しよう。」 そう言って博士はいったん通信を切った。 「よし、やってやる!!」 竜二は目の前の敵へと突っ込んでいった。ヘルメットから操縦方法や技の詳細が頭へ直接流れてくる。 「まずはこれだぁっ!!『バンカイハルバァァァァドッ!!』」 竜二はバンカイザー1の背中にあるハルバードを持った。そして敵を斬り、刺し、破壊していく。敵は一撃で爆発し撃墜した。 空中の敵はあと五体。 「まだまだぁ!!『フィンガァァァマシンガンッ!!』」 今度は十本の指からマシンガンが飛ぶ。 あと一体。 「とどめっ!『バンカイフラァァァァシュッ!!』」 機体の胸から熱光線が発射された。最後の一体はドロドロに溶けて跡形もなく消えた。 「す、すげぇ…」 三人はそのパワーに驚き呆れていた。 「すごい、すごいわ!こんなすぐにバンカイザーを操縦できるなんて!お父様があなたたちを選んだのも分かるわ。」 「みんなよくやった。帰還してくれ…と、言いたいところなんだが…敵はまだまだ君たちを帰さないつもりらしい…」 「えっ!?まだいるってのか…」 武は慌ててモニターをいろいろな方向に切り替えた。 「あっ…地上に五体、海にも五体いるぜ!!」 「マジかよ…」 「よし、隼、武!残りも片付けるぞ!!」 挽回戦士の戦いはまだまだ続くのであった!!
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