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生活の変わりは早い。
昼間の苦手なオッド。
昼間学校のあるユウ。
奔放な聖霊。
バラバラな三人の生活も、ユウの荷物が届き、オッドの体も調子を取り戻す頃には、随分まとまりを見せた。
残るのは・・・
聖霊の名前。
それが、今一番オッドを悩ませる。
異形は力を増して、夜中の狩りは、長引く事が多くなった。
キリエが姿を見せない事も。
本部の神父達は、ウォーリーからきつく注意があったようで、新たな情報が次々に上がってくる。
それに、ウォーリーは頭を痛めている・・・・。
メイトがコロコロと笑いながら言っていた。
レィティは、教師としてユウの学校に赴任。
意外な事に、派手な外見とはまったくかけ離れた
【古典】を教えているという。
夕陽の落ちる中、オッドは狩りから帰る度に寂しげにまつ聖霊の姿を考えていた。
時期がきたのだろうか?
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