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レィティはオッド隣に並んだ。
「綺麗な夕陽ね。」
ベランダの硝子越しには、柔らかな光を放つ太陽が。
ユウは着替に自室に戻り、一時の静寂が訪れる。
「家庭訪問でも無いだろう?」
静かにオッドが言った。
聖霊はソファーに静かに座っている。
「そうね。学校の事なら気が楽だわ。」
視線は外のまま。
レィティは答える。
「本部に情報が上がってきてるの・・・知ってるでしょ?」
「ウォーリーが頭を痛めているというやつか?」
小さな沈黙。
「そう。キリエの復活の件についてよ。」
キリエの復活・・?
「キリエは途絶えていた?」
代々受け継がれるエデンのキリエ。
それが・・・途絶えていた?
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