闇の力

10/12
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/83ページ
嫌な夢。 リアルすぎる。 オッドの脳裏には今の夢がこびりついていた。 いつのまにか、寝てしまって。 もう。狩りの時間だ。 ユウが心配そうに、部屋に入ってきた。 「うなされてたよ。」 冷たい水が体に染み渡る。 ユウは信じてくれるだろうか? 否。 夢なのか?古い記憶なのか。 それすら曖昧なのに、話す事はできない。 心配げなユウから目をそらせてしまう。 「無理はしないでね。」 ユウの精一杯の言葉。 オッドに染み渡る暖かな優しさ。
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!