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嫌な夢。
リアルすぎる。
オッドの脳裏には今の夢がこびりついていた。
いつのまにか、寝てしまって。
もう。狩りの時間だ。
ユウが心配そうに、部屋に入ってきた。
「うなされてたよ。」
冷たい水が体に染み渡る。
ユウは信じてくれるだろうか?
否。
夢なのか?古い記憶なのか。
それすら曖昧なのに、話す事はできない。
心配げなユウから目をそらせてしまう。
「無理はしないでね。」
ユウの精一杯の言葉。
オッドに染み渡る暖かな優しさ。
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