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「マジカッコ良いよねー。」
あんたにレンの何が解るの？
あんたが知ってる"レン先輩"って何？誰？
レンの打った野球のボールが頭かち割ってくれれば良い。
陥没した頭蓋骨が脳を突き刺して、痙攣してぶっ倒れれば良い。
吐けば良い。
死ねば良い。消えれば良い。
レンは私の。
心も体も全部全部全部。
「もうムリ！あちぃ！」
聞き慣れたレンの声にグラウンドへ視線を戻せば、レンが座り込んで笑っていた。
「本当にあちぃよなー。」
そろそろ、か。
私はグラウンドへと向かった。
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