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HONEY
夢。
その日私は夢を見た。
初めて見た内容。
考えたこともない領域。
全裸で寝台に寝転がる私に向かって、銀色の、輝く鋭いハサミの刃先がジワジワと。
レンがそれを手に握っていて、綺麗な笑顔で私を見下ろしている。
ああ、私は切り裂かれて、きっとそこにレンの男根がねじ込まれて性交をするのだ、と何故か頭の中をその情景が掠める。
「真水、ブラック・ダリアって知ってる?」
ほら、やっぱり。
レンの口から出たブラック・ダリアと言う言葉に私は何とも言えない興奮を覚えた。
ゾクゾクと体中の毛穴が反応し、指先が震えて、子宮が熱く収縮する。
ねぇだってレンがブラック・ダリアを知っていただなんて!
「真水の太ももに穴でも開けてみようかな。」
穴でも開けてみようかな、と。
冷たい刃先が左の太股にあたった。
嗚呼!レンは今正に私の足に穴を開けてそこに男根をぶち込む!
…早く、
早く、早く!
早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く!!!!
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