来たのは…

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僕は君と会った次の日 何故か君と会った学校裏にいつの間にかいた 「何で僕はまた此処に…?」 「会長さん…?」 君はまた同じ場所から ひょっこりと現れて、僕に近づいた 「なんでまた…」 会ってしまった 何故、会ってしまった 「あ、会長さんって私と同じく 此処の日当たり好きなんですか?」 君にそう言われて 空を見上げると眩しいお日様 あぁ… 「そうなんだろうね」 「そうだ、会長さん!」 「なんだい?」 「あの、私…私!」 いきなり僕の顔に近づいた君の目は真っ直ぐとしていた 「会長さんが好きです!付き合ってくれませんか?!」 いや、そんな大きな声で言わなくても… 「何処に付き合うのかい?」 「え?」 「買い物とかかい?」 「ちょっ、先輩?」 この頃の俺は愛を知らなかった 付き合うと言われたのはてっきり買い物だと思っていた 「会長さん恋って知ってます?」 「辞書で読んだことはあるよ たしか、相手を自分のものにすることだろ?」 「そうですけど、デートはわかりますか?」 「辞書で見たことはないな」 僕がそう言うと君の顔はポカンとした顔になった 「昨日のキス…びっくりしました?」 「あんなハレンチ行為は初めてだったからね」 「じゃあ、私会長さんの初めてキスを…!!」 この頃の君は百面相が得意だった 笑ったり 赤いくなったり 堂々としたり ひょこひょこしたり 本当に可愛かった 「そろそろ戻っていいかな?」 「ほぇ?あ…はい…」 「じゃあ、恋とやらなんとかの付き合いは、考えておくね」 ドスッ!! 「うぶっ!!」 そう言って僕は君のみぞを 右手で力一杯殴った 君は座り込み、なんか吐いていた 「告白したのはもしかしたら 間違いだったかもしれないね」 下を見ると君は お腹をおさえて地面に唾液を一杯垂らしていた 「うっ、オェッ!ゴホッ!!」 「ふふっ、そんな唾液だらだら流さないでよ じゃあ、またね…」 僕は君の頭を最後に撫でて その場を離れた 、
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