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心の準備はできている。
後は、彼女に聞くだけだ。
「単刀直入に聞く。
俺のこと、迷惑か?」
俺の言葉に彼女は唖然としていた。
俺は構わず続ける。
「俺は前にも言ったけど、お前のことが大好きだ。
この心は誰にも負けない。
でもヒナ、お前が迷惑だと思っているなら、別れる覚悟もできてる。
今日みたいな出来事もあったし、お前にとって迷惑な存在ならば、潔く立ち去ろうと思ってるんだけど…
お前はどうだ?」
俺は言いたいことは言った。
しばらく黙りこんでいると、彼女の口が開き、答えを言った。
「迷惑だなんて…思ってないよ…」
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