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「ほ、ホントか?」
驚いて聞き返すと、彼女は俺の頬を思い切りたたいた。
「バカっ!
何で勝手に迷惑だと思ってんのよ!
あなたのこと、一度も迷惑だと思ったことなんてない!
むしろ私のほうがあなたに迷惑かけてる!
こんなに泣き虫で、こんなに意地っ張りで…グズッ…」
最後のほうは言葉にすらなっていなかった。
でも、確認できた。
ヒナギクが俺のこと、どう思っているか…
すると俺は、ヒナギクをギュッと、今までで一番強く抱きしめた。
ありがとう…
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