先輩と奈保さんと私と

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暫く先輩に抱きしめられたままでいると、不意に体を離された。 先輩は、少し赤くなった目で私を真っすぐ見つめてきた。 「陽宮…。いや、麻穂。」 先輩の目に私が映っているのが見える。 「麻穂は、替わりは嫌だと言った。」 「はい…。」 先輩は何を私に伝えようとしているのだろう? .
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