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「あァ…ま、俺も客来てんのよ。」
俺は頬をかきながら言う
目を逸らしながら頬をかいている俺を政宗は呆れた様な目で睨みつける
「やっぱ同じじゃねぇか。
んで、お客って誰なんだよ」
「え゛!?」
予想してなかった質問に思わず変な声が出る
や、やっべえ…「狐耳がついた男の子です☆」なんて言ったらこれからどんな目で見られっか…っ
「別に変な質問じゃねぇだろ。爺さんだとか迷子だとかなのか?」
政宗の付け足しにピンとくる
「そ、そうだ!迷子だよ!」
「Ah…、そうか。」
どうやら政宗は納得したようだ。
っぶねェ…(汗)
あ、そうだ。
「だったら政宗の客って誰だよ。」
あっちが質問してきたんだからこっちも質問していいよな?
「……」
「政宗…?」
政宗は左目を逸らしている。(眼帯をしているから)
「まs……!?」
ダッ!!
もう一度名前を呼ぼうとした瞬間、
何故か政宗が猛ダッシュしてレジまで向かい物凄い早さで買い物を済ませ、自動ドアを手でこじ開けて帰って行った
「政宗またね~。」
「おい政宗!!」
ひらひらと手を振る慶次を横目に政宗を呼び止めようとしたが、政宗の姿はいつの間にか消えていた
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