はじまりはいつも突然で

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直ぐ様奴等は俺の声に気付いて隣の教室からこっちに来やがった。 「あ!土方!?今土方の声がしたよっ土方いるなら、うんいいかもっ!ねー土方さぁ、劇に出」 沖田「土方勧誘したら鼻フック」 「…てなんて言わないぞ☆」 土方「…いやワケ分かんねェよ」 …つーかお前等地獄耳にも程があんだろ… 何やら無理矢理巻き込まれた様なのでとにかく説明しろ、と呆れながら言った。 沖田「早い話部活の劇に男が必要らしいんでさァ」 「私これでも演劇部部長ですから!でもうちの部女のコばっかだし男装とかしない主義だし…」 土方「あ?別にいいじゃねーか男装したって」 「ダメッ!リアリティーが欲しいんだよ!!今回の劇は絶対男が必要なの!!」 土方「絶対男が必要な劇って…ラブストーリーとかか?」 「ぴーんぽーん。大正解。知る人ぞ知るシンデレラを今回の文化祭の劇でやろーと思ってんの。もうシンデレラ役まで私の中では決まってるのに…」 土方「シンデレラって誰だよ?」 「え?そりゃー勿論………… 沖田に決まってんじゃん!」 きゃっ(ハート)と女子みてェな声を出して(いや女子なんだけど)興奮している目の前の馬鹿。 沖田・土方「………………………………………………………………は?」 「あっそーだ3Zでシンデレラやろう!!銀ちゃん先生は義理のお姉さんか魔法使いかなァ?んで王子様は土方でェ、あああテンション上がってきたァ!!!」 …………忘れてた。 こいつ…… 腐女子だった(汗) *
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