君に会えてよかった

手紙には「ありがとう ごめんなさい もう一度生まれ変われたら、アナタにあいたい 大好きだよ」って書いてあった 僕は泣いたよ 大きな声で どうにもならないけど、心が苦しくて ずっと泣いた 彼女のお母さんは、僕に優しく言ってきた「あの子は、あなたに会って変わったんだよ 前より明るく話すようになったし、色々なことに挑戦しようとしてたのよ あなたの話をすると、あの子照れながらなはしてくれたのよ 本当にありがとう」 って僕に話してくれた 僕は、もっと辛くなった 最後にお母さんは、僕の体を抱きしめて一言「生きて あの子は、そう願ってるから」 僕は、泣きながら家に帰った 家ではみんなには知られたくなかったから、黙っていた １人になれば、声を押し殺して泣いていた 彼女が亡くなった理由は、「イジメ」だった 彼女は、優等生で頭も良かったのが逆に嫌われたみたいで、ついに自ら命をたったらしい 僕は、怒りと悔しさで一杯になった 何で早く気づけなかったのか？ 僕は自分を責めた 人を憎んだ 人が信じられなくなった 人が怖くなった 何かあると無理やり笑ってみせたこともあった