君に会えてよかった

あなたは、命の重さをいい結果ではないけど、知る事が出来たのだから 昔は、食べるのがやっと 戦時中は友達が何人も亡くなったよ 今じゃほとんど生きてないけどね 今、あなたは昔より豊かな生活をしてて生きているんだよ 決して自ら命をたとうなんて考えちゃダメだよ そんなことをしたら、沢山の人が泣くんだよ あなたも、その子が亡くなって泣いた一人なんだから 私は、沢山の友達が先に亡くなってもこうして、元気に生きてるんだから あなたは、まだやることが沢山あるはず 必ずあるから」って最後の方泣きながら言ってくれた 僕は、またこのおばあちゃんを信じたように、人を信じて生きていこうっておもった 辛くても生きなきゃ彼女に申し訳ないし、彼女のお母さんにも、申し訳ない おばあちゃんにも だから、強く生きたいって思った 強くなるって決めた 僕の今の夢は、それを考えさせてくれた、おばあちゃんに恩返しをする事 けど、無理になった 僕が高校に入学したぐらいに でも、今も気持ちは変わらない おじいちゃん、おばあちゃんに恩返しをしたい だから、高校も、福祉科のある学校に入ったんだ それまでに何人かの女の子と付き合ったけど、長く続かなかった