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日本人はあまりハグはしないと父さんから聞いた。
けど、今実際にされている。
俺の頭は混乱状態だった。
とりあえず、信二さんから離れた。
田「ん?抱擁は嫌いだったかな?」
誠「ほうよウ?」
田「ハグだよ、ハグ。わかる?」
信二さんはそう言って、ハグするポーズをとった。
あぁ、ほうよウってハグの事か。
初めて聞いたな~。
俺は拳を手のひらにパチンと叩いた。
田「まぁ、日本語が分からない時はいつでも言ってくれ。」
誠「はい。ありがとうございマス。」
俺はそう言って、頭を下げた。
頭を下げる、会釈はあまりドイツではしなかった。
日本では大事な事と両親から教わったので、やってみた。
多くの人々が、それぞれの行く場所に進む。
俺は信二さんについていき、車へと乗った。
スーツケースをガコンと後ろに乗せ、車に乗り込んだ俺。
飛行機の中でも寝たが、段々と睡魔に襲われた。
気付けば、俺は深い眠りについた。
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