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ケガの迷信
1⃣冷やしてはいけない
ケガは冷やしても治らない
スポーツは今やスポーツ選手のみならず、一般の人たちの人たちの間でも盛んに行われています。それもジョギング、テニス、水泳、バレーボール、スキー、スノーボードなど実にさまざまです。
そして、運動中に起こした捻挫、肉離れ、打撲などの応急処置として「内出血を止め、痛みや腫れを抑えるために冷やして圧迫する」ことが、スポーツ選手の間でめ一般の人の間でも、何の疑いもなく常識的に行われています。
湿布や氷やコールドスプレーなどでケガしたところを冷やすことは、腫れや痛みを抑える、という意味では確かに効果的ですが、短絡的ですが、短絡的に「腫れが引いた=治った」「痛みがおさまった=治った」ということにはなりません。冷やすことはむしろ、身体の持っている自己修復能力、いわゆる自然治癒力を妨害し、治るのを遅らせます。
その理由を筋肉の肉離れを例にとり、その治癒過程を考えながら、どうして痛むのか、どうして腫れるのか、内出血はどうなるのか、などを考えてみましょう。
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